〈大学生必見〉Co-op(コープ)留学のメリットとデメリット

「Co-op留学のメリットとデメリット」のアイキャッチ画像。

こんにちは、現役大学生でカナダのバンクーバーにCo-op(コープ〉留学中のたけとです。今回は、大学生でCo-op(コープ)留学するメリットとデメリットについてお話しします。

今回の記事は

・Co-op留学という留学方法は聞いたことがあるが、どんなものか分からない

・大学の交換留学かコープ留学で迷っている

・他の大学生とは違った留学経験がしてみたい

・海外で働く経験をしてみたい

といった、Co-op(留学)に興味を持っている大学生におすすめの記事となっております。

目次

Co-op(コープ)留学とは?

Co-op(コープ)留学の流れ

Co-op留学とは、「専門分野の学習(座学)」と「インターンシップ」がセットになった留学方法です。(通常1年〜2年)

留学前半は、現地のカレッジで専門分野を英語で学びます。カレッジにもよりますが、専門分野はビジネス、カスタマーサービス、デジタルマーケティング、ホスピタリティ、UI、UX、Web Developerなど多様なコースから選択できます。

ただ、カレッジに入学するためには、英語力を測る入学試験に合格する必要があります。私の場合は、文法問題、リーディング、ライティングのオンライン試験と10分程度のコールテストを受けました。

もし英語力が足りないと判断された場合、専門分野を学ぶ前にカレッジ付属の語学学校に通うことを提案されます。また、テストはクリアしたけれど英語力に不安がある方も、座学期間前の数ヶ月間で語学学校に通うことが可能です。

コープ留学で語学学校に通うか迷っている方にはこちらの記事がおすすめです。

そして、留学後半は座学期間で学んだ知識をインターンシップを通して実践することができます。

Co-op留学の最大の特徴はなんといっても現地で働く経験ができることです。一般的に海外で就労するためには、ワーキングホリデービザの取得が必要になります。

そして、ワーキングホリデービザは基本的に一つの国で生涯一回までの取得となります。そのため、一度カナダでワーキングホリデーをとってしまうと再度取得することはできないのです。

ただ、Co-op留学であればワーキングホリデーを取得しなくても現地で就業できます。また、座学期間でも現地でアルバイトすることが認められています。(労働時間が制限されます)

そのため、1年のコープ留学であれば最大1年間も現地で働くことができるのです。コープ留学についてより詳しく知りたいという方は、ワールドアベニューさんのこちらのサイトをご参照ください。

用語の説明

  • コーププログラム=座学期間にカレッジで学習する専門分野のことを指します。
  • コープ留学=「専門分野の学習」と「インターンシップ」がセットの留学を指します。

大学生でCo-op(コープ)留学するメリット

留学中の大学生が一緒に勉強している。

まずは、大学生でCo-op留学することのメリットについてご紹介します。今回ご紹介するのは以下の3つです。それぞれ、詳しく説明していきます。

  1. 海外で働く経験ができる
  2. 就職につながる実践的なスキルや専門知識を学ぶことができる
  3. 将来のキャリアを考える最高の環境

大学生のCo-op留学メリット① 海外で働く経験ができる

これが大学生でCo-op留学する最大のメリットになります。

大学生の間に海外で働いた経験がある人はどれほどいるでしょうか?留学経験のある学生の中でもそれほど多くはないでしょう。

大学生で留学することは今やそれほど珍しいことではありません。ただ、多くの学生が大学の交換留学や春休みや夏休み期間での短期留学を選んでいます。

そして、その場合は学生ビザになるため現地での就労は原則できません。そのため、海外で働けるという経験は留学生の誰もができる経験ではないのです。

そして、大学生で海外で働いたという経験は、就職活動においても高く評価されるでしょう。おそらく、就職活動をする際にも話すネタに困ることはないと思います笑

ただ、もちろん海外で働くことは決して簡単なことではありません。言葉も文化も違う環境の中で働くことは大変です。仕事中にストレスを感じることも多いと周りの友達もよく言っています。

ただ、それを乗り越えてた時に得られるものは非常に大きいと考えています。周りの留学生も「留学によって自分に自信が持てるようになった」と帰国前に話していました。

このように、大学生の期間に現地での就労という貴重な経験ができることが、大学生でCo-op留学を選ぶ大きなメリットです。

大学生のCo-op留学メリット② 実践的なスキルや専門知識を学ぶことができる

Co-op留学は英語だけを学ぶ語学留学とは異なり、英語+αの専門知識を学ぶことができます。また、専門分野は幅広い選択肢から選ぶことができます。

自分の聞いたことがある専門分野だけでもこんなにあります。

  • インターナショナルビジネス
  • デジタルマーケティング
  • UI(ユーザーインターフェイス)
  • UX(ユーザーエクスペリエンス)
  • ホスピタリティ
  • カスタマーサービス
  • ウェブデベロッパー
  • フード&ビバレッジ 
  • スタートアップ などなど、まだまだ他にもあります。

これらのプログラムで学べる知識やスキルは将来の職種に直結するものです。このように、大学の授業とは違って、仕事に直接活かせるスキルを学べる点も特徴の一つです。

私はコーププログラムでデジタルマーケティングについて学んでいますが、授業の内容はどれも実際に現場で使われている知識ばかりです。

このようなスキルや知識を持っていれば、日本で就職した時にも役に立つこと間違いなしでしょう。

大学生のCo-op留学メリット③ 将来のキャリアを考える最高の環境

Co-op留学は大学生にとって、卒業後の進路を考える最高の機会です。

これには二つの理由があります。

一つ目の理由は、専門分野の学習を通して自分が将来活躍したい分野について考える機会があることです。

自分が興味のある分野が決まっている人は、その分野のプログラムをとるのがいいでしょう。

自分の興味のある分野を学習することで、その分野で具体的にどんな職種に就きたいのかが見えてくるかもしれません。ただ、もちろん自分のやりたいことが決まっていない人も多いと思います。

私自信、留学前は将来やりたいことが見つかっていなかったので就活で途方に暮れていました。ただ、コープ留学をしてデジタルマーケティングを学ぶうちに、少しずつ興味が湧いてきて面白いと感じるようになりました。

そのため、自分のやりたいことが決まっていない方でも、何かに挑戦してみることで自分の新たな興味関心に出会うことができるでしょう。

こちらの記事で、私が大学3年生で就職活動を辞めて留学した理由について紹介しています。

二つ目の理由は、Co-op留学ではたくさんの社会人の先輩に出会うことができることです。もちろん、Co-op留学をするのは大学生だけではありません。

Co-op留学の座学期間には、社会人の先輩方と同じクラスで共に学ぶことになります。そのため、様々なキャリアを歩んできた人に直接話を聞けるチャンスがあるのです。

私の周りには、商社、銀行、大手広告会社、大手電機メーカー、写真家、シェフなどなど様々なキャリアを歩んできた人がいます。なかにはパナソニック、リクルート、DeNAなどの有名企業出身の先輩もクラスメイトにいました。

いわば、Co-op留学は最高のOB・OG訪問だと言えます笑  私自信、様々な社会人の方とお話し、今後の進路選択の参考にしています。

これほど多様な社会人の方と大学生のうちに関われるのはCo-op留学の大きなメリットの一つだと思います。

大学生でCo-op(コープ)留学するデメリット

次に、大学生でCo-op留学するデメリットについて見ていきましょう。やはり、大学生は現地で仕事を見つけるのに大変苦労している印象です。

  • 希望のバイト・インターン先が見つからない
  • 最低でも約1年間必要
  • クラスのほ大半が日本人の場合もある

希望のアルバイト・インターン先が見つからない

大学生でCo-op留学する最大のデメリットはおそらくこれです。

カナダでバイト先やインターンシップ先を探すことは、想定していたよりもはるかに困難でした。

実際、仕事経験のある社会人ですら希望のバイト先やインターンシップを見つけることは困難です。仕事経験のない大学生ならばなおさら大変ですよね。

これについては主に4つほど理由が考えられます。

カレッジがインターン先を探してくれるわけではない

この部分が日本で留学エージェントに聞いていた情報と大きなギャップがありました。

実際のところ、インターンシップは自分の力で見つけなければなりません。私のカレッジは、履歴書のチェックと面接対策を行なっているくらいです。

ましてや、バイト先は自らお店を回って履歴書を配ることで見つけるのが一般的です。

ただ、いくつかのカレッジでは、インターンシップ先を探す時に手厚いサポートがあると聞いたことがあります。

経験がない分社会人に比べて不利

日本企業では、成長を見込んで経験のない人材でも採用することは珍しくありません。ただ、カナダでは仕事を見つける上で「経験」こそが最も重視されます。

そのため、カナダの企業は一般的に即戦力となる人材しか採用しません。社会人経験のない大学生にとってCo-op留学で希望の仕事を探すのは、至難の業になります。

期間が短いため雇ってくれない

Co-op留学の期間はおおよそ8ヶ月〜2年ほどで、そのうちインターンシップ期間は4ヶ月〜1年ほどになります。

ただ、社会人の方はCo-op留学の後にワーキングホリデーに切り替えて2年以上カナダに滞在することも珍しくありません。

企業としては、採用した人材には長く働いてほしいと考えます。そのため、採用してもすぐに帰国してしまう大学生を雇うメリットが企業にはないのです。

バイトやインターンシップ先のほとんどがカフェかレストラン

Co-op留学は専門分野に関連した仕事経験ができるんじゃないの?と思われる方が多いでしょう。例えば、ビジネスやマーケティング分野だとそれに関連したオフィスワークのインターンができるのでは?と思いますよね。

ただ、現実的には大学生でオフィスワークのインターンをしている人はほぼいません。なぜなら、企業が経験やスキルのない大学生をなかなか採用しないからです。

オフィスワークの競争倍率は非常に高く、職場経験やスキルのある社会人ですら難しいと聞きます。そのため、周りの大学生の多くが飲食店や服屋などでインターンシップをしています。

ただ、飲食店であっても自らお店にSNSの運用やWebサイトのリニューアルなどを提案することで、自分の学んだ知識を実践することはできます。そのため、たとえ希望する職場ではなくても自分次第では意味のあるインターンシップにすることは可能です。

最低でも約1年間必要

Co-op留学の目安期間は、8ヶ月〜2年間です。そのため、短期留学のようにの大学の休暇期間でこなすことはできません。よって、基本的に大学生でCo-op留学する場合は大学を1〜2年ほど休学することになり、卒業が同期よりも遅れてしまうことになります。

私自信、大学3年生の後期から留学しているので卒業は同期よりも1年遅れの予定です。大学の同期の友達と共に卒業できないのは本当に残念ですが、自分の成長のためだと割り切って留学を決めました。

クラスの大半が日本人の場合がある

Co-op留学は日本人に大人気の留学プログラムです。そのため、バンクーバーなどではクラスの国籍の割合はダントツで日本人が1番になります。

学校によって割合も異なるみたいですが、私のカレッジではクラスの4割は日本人留学生です。ただ、なかにはクラスの8割以上が日本人だというカレッジも聞いたことがあります。

これは実際に留学してみるまでわかりませんが、ある程度覚悟はしておきましょう。ただ、現地で日本人以外の友達を作る方法はたくさんあるので、そこまで心配する必要はないかなと思います。

まとめ: 大学生のCo-op留学のメリットとデメリット

留学中の大学生が一緒に勉強している。

ここまで大学生でCo-op留学するメリット・デメリットについてまとめてきました。

Co-op留学はメリットばかりが取り上げられがちですが、実はデメリットもあります。ただ、私がここで言いたいのは決してCo-op留学がダメだというわけではありません。

確かにCo-op留学は現地での仕事探しなど大学生にとって困難なことも多いです。しかし、それらは他の学生にはできない貴重な経験をしているのだとも捉えられます

困難なことでも乗り越えてCo-op留学をやり遂げた時、得られるものは間違いなく大きいでしょう。実際に自分は大学生でCo-op留学を選んで本当に良かったと感じています。大学生のみなさんも、ぜひCo-op留学について検討してみてください。

Co-op留学だけではなく、大学生の留学全般のメリットについてはこちらの記事で紹介しています。

今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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この記事を書いた人

大学生のカナダチョイスの運営者 

神戸大学経営学部を3年次後期から休学し、カナダのバンクーバーでCo-op留学に挑戦中の23歳

1年浪人していたので休学する決断は非常に難しかったですが、今は留学して本当に良かったと感じています!

大学生の方で、海外留学したいけれどなかなか一歩が踏み出せない、もう留学行くのは遅いのでは、と思っている方の後押しになればと思いこのブログを始めました!

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