こんにちは、現役大学生でカナダのバンクーバーに留学中のたけとです。今回は、私費留学と交換留学の違い、それぞれのメリット・デメリットについて説明し、最後に私が私費留学を選んだ理由をご紹介します。
今回の記事は、
・留学を検討しているが、留学方法について知りたい
・交換留学と私費留学のどちらを選ぶかで迷っている
・交換留学は厳しそうだけど、他の留学方法もある?
・大学生の私費留学にメリットはあるの?
・私費留学はすごくお金がかかりそうだけど、実際どうなの?
といった、方におすすめの記事となっております。
交換留学と私費留学の違いとは?
交換留学は聞いたことあるけれど、私費留学ってなに?
私費留学は聞き馴染みのない方も多いですよね
まずは、それぞれの留学方法について説明します!
それでは、まず私費留学と交換留学について簡単に説明していきます。説明の都合上、交換留学から先にお話ししますね。
交換留学とは
交換留学とは、在学中の大学が協定を結んでいる大学に決められた期間留学することです。
その際、籍は在学中の日本の大学に置かれます。そのため、日本の大学に所属したまま半年〜1年ほど海外の大学に留学するのが一般的です。
例えば、私の母校である神戸大学は世界約50校の大学と交換留学についての協定を結んでいます。〈神戸大学.『交換留学』,国際交流(参照2023-05-02)〉
そのため、神戸大学の学生は上手くいけばこの中から留学先を選ぶことができます(後ほど詳しく説明します)。
そして、この協定では授業料不徴収による学生交換となるので、今まで通り所属先の日本の大学に授業料を納めます。
私費留学とは
交換留学に対し、私費留学は国、学校、期間などを全て自分自身で決めて留学する方法になります。そのため留学にかかる費用は全額自己負担となり、授業料は現地の大学に納めます。
交換留学と違って、私費留学においては大学のサポートはほとんどありません。そのため、自分で責任を持って留学プランを決めていく必要があります。
そこで頼りになるのが留学エージェントです。留学エージェントは語学学校の選択、ビザの申請、ホームステイ先の選定などをサポートしてくれる代理店です。私も留学エージェントを使ってカナダに留学しました。
大学生で交換留学するメリットとデメリット
まずは大学生にとって定番の留学方法である交換留学のメリットとデメリットを見ていきましょう。実は交換留学にもデメリットがあるんです。
大学生で交換留学するメリット
まずは、交換留学のメリットについてです。
- 現地の学校に授業料を納める必要がないため、比較的初期費用が安い
- 単位の互換性があることが多いので、卒業が同期よりも遅れずに済む
- 大学から援助金などのサポートを受けられる場合もある
- 大学入学の手続きを大学に任せられる
- 場合によっては有名大学への留学も可能
- 先に留学に行った先輩などから留学先についての情報が得やすい
このように、交換留学の最大のメリットは、大学が留学を完全サポートしてくれることです。
そのため、留学までの準備は私費留学よりも格段に楽になります。
明らかに交換留学の方が良さそうじゃん
実は交換留学にもデメリットがあるんです!
大学生で交換留学するデメリット
次に交換留学のデメリットについてです。
- 留学先は大学の協定校に限られる上、協定校がその年に留学生を募集しているかわからない
- 募集条件にTOEFLやIELTSのスコアが必要となるので早めからの準備が必須
- 大学ごとに受け入れ人数が決まっており、定員以上になると選抜がある
- 留学のタイミングや期間も大学のプログラム次第になる
- 原則、現地ではバイトなどの就労は禁止されている
- 大学で学ぶ内容については日本の大学とそれほど変わらない
交換留学にもデメリットがあったんだ!
そうなんです!しっかり考えて決めましょう
大学生で私費留学するメリットとデメリット
大学生で私費留学するメリット
次に、大学生で私費留学することのメリットを見ていきましょう。
- 行き先、期間、学校などを自分の目的に合わせて自由に選ぶことができる
- 必ずしもTOEFLやIELTSのスコアは必須ではなく、英語力に不安がある場合は語学学校に通うことができる
- ワーキングホリデーやコープ(Co-op)プログラムの場合は現地でのアルバイトやインターンシップが可能
- マーケティングやUI・UXなどより専門的・実践的な内容についても学ぶことができる
- 様々な年代、キャリアを持つ人に会って話を聞けるので、将来の進路を考える上で参考になる
- 現地で就労できるため、場合によっては交換留学よりも安く済む
以上が大学生で私費留学することのおおまかなメリットになります。
大学生が私費留学を選ぶメリットはなんと言ってもその自由度の高さです。それぞれの目的に合わせて、留学のプランを自分自身で決めることができます。それは、必ずしも語学の習得や多文化交流である必要もありません。実際、自分の友達はサッカーをするためにカナダに来ていました。
私費留学にもメリットがたくさんあるんだね!
なさそうに見えて結構あるんです!
大学生で私費留学するデメリット
私費留学のデメリットは、簡単に言うと交換留学のメリットが得られないことです。
- 初期費用が交換留学よりも高い
- 単位の互換性はほとんどないため、長期留学の場合は休学して卒業を遅らせるのが一般的
- 大学からの奨学金などの援助は受けにくい
- 自分自身で手続きを行うもしくは、留学エージェントに依頼することになる
- 現地での住まい、語学学校やカレッジの情報を自分自身で集めて判断しなければならない
- 留学前の手続きや、休学復学届などでトラブルがあっても全て自己責任となってしまう
最後に、これらのメリット・デメリットを踏まえた上で私が私費留学を選択した理由についてお話しします。
私が大学生で私費留学を選んだ理由
ここまでいかがだったでしょうか? 交換留学にも私費留学にもそれぞれのメリット・デメリットがあることがお分かりいただけたと思います。
最後に、私が交換留学ではなく私費留学を選んだ理由を3つのポイントから紹介しますね。
一つ目 英語学習をしていなかった
本当に良くなかったと思うのですが、高校以降はほとんど英語の勉強はしていません。そのため、交換留学しようと思ってもTOEFLやIELTSの必要スコアをとる自信はありませんでした笑
さらに、北米の交換留学のタイミングは1年に1回で、それに合わせた場合は留学開始が1年以上遅れることに、、、
すでに大学3年生だったので、早く留学に行きたいという焦りも感じていました。
二つ目 より実用的なことを学びたかったから
私は、大学で経営学を専攻していたのですが、正直なところ理論の暗記がメインでした。そのため、その理論を仕事でどのように活用するのかについては学びませんでした。
私は学んだ知識を実際にアプトプットしたいと考えていたので、より実用的な学問を学ぼうと決意。
交換留学で現地の大学に通っても、講義形式で日本と学ぶ内容もそれほど変わらないと友達に聞きました。そのため、デジタルマーケティングやウェブデベロッパーなど実用的なコースのあるカレッジに通いたいと思いました。
そうなると、やはり私費留学の方が良さそうだなと感じたわけです。
三つ目 留学の目的を達成するため
正直なところ、これが最大の理由になります。
私が留学したいと考えた理由は、英語が話せるようになりたいといった理由ではありません。実は、就職活動で実感した自分の課題を解決したいと考えたからです。
詳しくは、こちらの記事を見てみてください。
そして、この目的を達成するためには現地でのバイトやインターンシップが必要だと感じました。
日本でさえ、バイトやインターンはかなり大変。
海外では、コミュニケーションをとるのも難しいとなると、なおさら大変ですよね。
その経験を乗り越えることができれば、自分に自信がつくのではないかと安直ながら考えました笑
そのため、バイトとインターンが可能な私費留学のコープ(Co-op)プログラムを選んだというわけです。
何のために留学するかを考えることが重要です!
目的をもった上で決断することが大切なんだね!
私費留学をしてみての感想
最後に少しだけ、私が私費留学をしてみての感想をお話しします。
結論から申し上げると、私は私費留学を選んで良かったなと心から思います。
特に、世代や国籍も異なる様々な人に出会えたことは、自分の可能性を大きく広げたと感じています。そして、周りの人たちと関わる中で興味を持ったことは何でも挑戦してみました。現に今このようにブログの運営をしているのも、カナダでの出会いから興味を持って始めたことです。
私費留学は全て自分で選択するため、交換留学よりもある意味大変だと言えます。ただ、なんでも自分で決めることで、自分で未来を切り開いていく力が身につくでしょう。
この記事を読んで私費留学までの流れについて知りたいと思った方は、こちらの記事も読んでみてください。
まとめ: 交換留学と私費留学について
ここまでいかがだったでしょうか?
私は私費留学を選択したため、今回は私費留学に少し重きを置いて紹介させていただきました。
しかし、大学生にとって交換留学と私費留学の双方にメリットは確実にあると思います。あとは、自分がその留学において何をしたいのか、留学の目的によって選択すればいいのかなと思います。
私の場合は、私費留学の方が自分の留学目的に適っていたので、最終的に私費留学を選びました。
ただ、これは絶対的に私費留学が良いというわけではありません。私がここで伝えたかったのは、あまり知られていない私費留学にもメリットがあるということです。
今回はこれで以上となります。 最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。